「もっと綺麗に!」は逆効果? どこまでこだわる?子どもの字
「字がきたない」
この時期、小1保護者の方の中には、子どもの字が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
園にいる時は、そこまで書く機会もなかったでしょうし、園次第では
「字が書けるだけですごい!」
と評価されることもあります。
ですが、入学し、少し時間が経つと
「何?この字」
「まだこんな字しか書けないの?」
「なんで?」
と意識が向くようになります。
また、学年が上がると、
「自分で書いた0を6と読み間違えて自滅してるじゃない」
「何この0。完全にUでしょ」
と、字が学習に影響を及ぼすようになります。
ですが、今日、ここで
「字を綺麗に書きましょう」
「字を丁寧に書きましょう」
と言ってまとめにするつもりはありません。
なぜならば、
「字があまり綺麗ではない」
「どちらかと言えばきたない方に入る」
と思われる子どもが、勉強がよくできたケースはいくらでもあるからです。
思考力、理解力、問題解決能力や創造性といったいわゆる賢さと字の綺麗さには、明確な相関関係はあまりないと思っています。
ただし、物には限度があります。
私の基準では、その限度は
「後から読み返せるかどうか」
です。
急いで書いたメモを後から読めなくて
「しまった」
と思われた経験は多くの方にあると思います。
文字は私たちの記憶の肩代わりの役割があります。
私たちの脳が覚えられる情報には限りがあります。
忘れそうなことを文字として書き残すことで、
「この情報は安全に保存された」
「だから、ずっと覚えておく必要はない」
と脳が判断し、安心して他の思考や情報のインプットに集中できるようになります。
算数で式を書き残す、図を書き残すのも、記憶に脳内メモリを取られず、思考に脳内メモリを使うために大切なことです。
この記憶の肩代わりができるかできないか、これが文字をどのように書くかの判断基準になると思います。
・書いた次の日、自分で読めるか
・算数検定や漢字検定、模試で⚪︎になるか
・学校のテストで⚪︎になるか
字の綺麗さ、きたなさについて相談を受けた時、ほぼ毎回答えるのが上記の3つです。
・自滅しないか
・外部の他人、または機械に読み取ってもらえるか
・公式記録に残る場面で読んでもらえるか
この3つがOKなら、
「あとは好み」
ぐらいに思っています。
これは、
「ma・senkaが結果を求める教室だから」
でもあります。
結果を出すには、何と言ってもスピードです。
「遅くて良かった〜!」
と感激している長岡高校理数科の生徒をひとりも見たことがありません。
いつまでも
「字をどう書くか?」
という悩みを抱えているのは、その他の高校生です。
速いことは善です。
小2、小3あたりで、学校の先生に褒められた快感が忘れられず、すべてのノートを作品化させる女子がどの小学校にも出現しますが、文字の綺麗さと思考の綺麗さに相関関係を感じたことがありません。
読めれば十分です。
また、保護者の方の中には、
「もっと綺麗に」
「もっと丁寧に」
と言われる方がいらっしゃるかもしれませんが、そのような話を聞くたび、
「どこまで?」
と思ってしまいます。
「もっと綺麗に」
「もっと丁寧に」
の圧力が子どもの何かを超えると、信じられないほどゆっくり書くようになる子どももいます。
字を綺麗に書こうとするのは、もちろん悪いことではないですが、まわりの人が
「この子、普通ではない」
と判断するほどの姿勢になると、その姿勢の理由を説明をする機会もないので、正当な評価を得られるように軌道修正するのは困難です。
字は、
「綺麗・きたない」
の世界に入ると、終わりがありません。
どうしても綺麗に書きたいなら、字のコンクールに出品することです。
字で大切なのは、伝わることです。
それも、ストレスなく伝わることです。
「これはどう見ても6だけど、この子が書いたんだから、これは0って読んであげないとダメ」
「これはどう見てもUだけど、この子が書いたんだから、これは0って読んであげないとダメ」
これが何度も何度も続くと、読み手が消耗します。
また、一番避けたいのは自滅です。
自滅の場合、字が他人どころか、自分にも伝わっていません。
字は情報を伝えるものです。
「綺麗な光回線、きたない光回線」
はありません。
スムーズに速く繋がってくれれば、それで十分の場合がほとんどです。
そして、字は記憶をサポートしてくれるもの、記憶を肩代わりしてくれるものです。
字と喧嘩せず、字と仲良く、字に助けられるぐらいに書けば、それで良しと思います。
まずは、子どもに前の日書いたノートやプリントを見てもらい、すぐに読めればOK、
「…」
と、妙な間があったら、それは思考を止める障害になっている可能性が高いです。
たとえ今、小2や小3であっても、2、3年後に算数で行き詰まるのはほぼ見えています。
余計なところに脳内メモリを使わなくていいように、字を修正しましょう。
形が崩れていても、閉じるところを閉じ、開くところを開けば、それだけで急に読みやすくなるものです。
入試は今でも記述試験ばかりです。
社会に出ると、手書きの機会は激減、キーボードを使えるかどうかが仕事の生命線になりますが、18歳まではまだまだ紙と鉛筆の世界です。
他人が読めるように。
そして、自分も読めるように。
その基準を守りつつ、できるだけ速く書けるようになるといいですね。
2024年新潟大学附属長岡小学校に合格しました。
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新潟大学附属長岡小学校15名受験全員合格(2024年12月18日)
2024年新潟大学附属幼稚園に合格しました。
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いつもありがとうございます。
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想像するだけでなく、実際に通い、親も熱心に勉強しています。
親の限界が子どもの限界になっては、子どもに申し訳ないからです。
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