【休日特集】クーラーの効用【知的生活の方法より】
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今日は珍しく休日。
夏休み気分で、いつもとちがう感じでお知らせを書いております。
第一弾はこちら >>> 【休日特集】見てきました!8月2日(木)長岡花火
そして、今、お読みいただいているのが第二弾です。
少し前に書いた記事がこちら >>> 夏期講習実施中
その中で、渡部昇一「知的生活の方法」について記載したのですが、
やっと本が見つかったので、ちょっと抜粋しようと思います。
渡部昇一とは >>> 渡部昇一(Wikipediaより)
なぜ、自分が関心があるかと言いますと、「知的生活の方法」出版が1976年4月20日なんですね。
クーラーが大事、というだけでなく、その時の日本の様子がわかる資料としても、面白いのです。
では、下記引用します。
「クーラーの効用」
多くの世の中の人はまだクーラーのほんとうの意味を知らないが、これこそ、神代以来の日本の建築を根本から変えることを可能にした文明の利器である。
クーラーが出現するまで、日本の設計は一にも二にも通風換気、つまり夏の高温多湿からのがれることを最大の眼目としていた。
実際に日本の夏の高温多湿は実にひどいもので、本来は熱帯産の動物でも、上野動物園で夏負けするくらいのものなのである。
私が学生のころ、ドイツ人の教授が、日本の夏の三ヵ月は何もできないことを嘆き、「ドイツにはこういう夏はありません」と言っておられた。
私もその後ドイツやイギリスに留学して、夏も相当快適に勉強ができることを発見して驚いたことがある。
そして「これではヨーロッパの連中には、勉強してもかなわない、連中の一年は、日本人の一年よりも三ヵ月長い」と嘆いたものであった。
<中略>
クーラーを付けると病気になるとか、麻薬みたいなもので、離れられなくなるとかいう意見が多かった。
軽井沢にでも行けばよいのだろうが、そこに運ばなければならない事典類のことを考えるだけでも気が遠くなるし、第一に、別荘がなければ行けないではないか。
そこである年、思い切ってクーラーを付けたのである。
それはまったく魔法の如きものであった。
夏休み中、まるまる東京にいて勉強できたのである。
健康状況は良くなったとしても悪くはならなかった。
渡部昇一「知的生活の方法」より
「クーラーは日本のためにあるんだ!」
という気になるぐらい、凄い発明なんだと思いませんか?
薄々感じていましたが、この暑さ、努力・辛抱・根性では、もう、どうにもなりません。
幼児教室を運営する身として、子どもが暑さを体験するのは大事と思いますが、頭がはたらかなくなる、健康を害してしまう、までいくとマズイですね。
1976年の発行から42年経ちました。
今年の夏は、もう、当時から比べるととんでもない暑さでしょう。
甲子園も、「夜やるべき」「ドームでやればいい」等、言われています。
ドームはないにしても、夜やればいい、という意見は当時はなかったのではないでしょうか。
気象庁も「命の危険がある暑さ。一つの災害」と発表。
環境を選ばず、いつでもどこでも学ぶことができるのは大切ではありますが、あまり極端な考えにならず、集中できる環境をある程度整える、というのも大事ですよね。
その点、小池百合子都知事がクールビズを実施したのはすごく良かったと思います。
クールビズとは >>> クールビズ(Wikipediaより)
導入されたのは、2005年なんですね!
もう13年経つなんて。
政治の力、このような暮らしを良くするために、どんどん使ってほしいと思います。
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