新しいことに取り組めたこと、それが上手くいったことが嬉しかったのだと思います（4歳保護者）

夕食時、唐突に娘が

 

「今日楽しかったこと何だと思う？マセンカの積木！」

 

と教えてくれました。

新しいことに取り組めたこと、それが上手くいったことが嬉しかったのだと思います。

私も娘の取り組んだ課題を見ることができ、良い機会をいただけて有り難かったです。

本日もどうもありがとうございました。

（4歳保護者）

 

大変嬉しいです。

考えることが楽しいと思えることは幸せなことです。

 

学習の世界に正しさから入るのか、楽しさから入るのかで、その後の子どもの伸び方がかなりちがうと思います。

自他共に認める教育熱心な親の子どもがなぜか今ひとつな場合の理由のひとつは、楽しさより正しさを優先しているからです。

 

正しさを優先すると、できるようになって自信がつくように思います。

ですが、意外とそうはなりません。

 

子どもの脳は、そこまで効率的にできていません。

正しさが0.1秒で

 

「つまらなそう」

 

と判断された瞬間、残りの時間はずっとつまらない時間になります。

 

教育に真剣な人ほど、正しさに目が向きます。

 

「正しさに目が向いて何が悪いんですか？」

 

という気が私もしますが、できる子、続く子は、100%楽しんでいます。

ですから、もし、もっとできるようになってほしい、もっと集中力が続くようになってほしいと願うのなら、楽しさに焦点を当てることです。

 

正しさ優先の親は、効率化も考えます。

 

「短時間でサクッと効率的に吸収すれば、うちの子なら受験なんて楽勝」

 

と考えますが、そうはうまくいかないものです。

楽しさは、うまくいかないところにあります。

サクッと効率的に進まないところに面白さがあります。

クリボーが一匹も出ないマリオは面白くありません。

綺麗にお膳立てされれば喜んで取り組むというものでもないのです。

 

はじめ、この4歳の生徒は別の課題をしていました。

ですが、小学生が別の課題をやっている姿をチラチラ見ていたので、

 

「ねぇねぇ。あれ、やってみる？」

 

と聞くと、

 

「うん」

 

と言ったので、小学生の隣の席に移動して、同じ課題をすることになりました。

 

異学年混合クラスの良さは、ここにあります。

4歳児クラス、年長クラス、小2クラスと分けるのは何かと楽かもしれませんが、想定外の学びの機会は少ないです。

下の子が上の子の真似をしたがるのはよくありますが、学習も全く同じです。

4歳児が小3の課題を見て、

 

「私もやってみたい」

 

と思うことはあるのです。

 

「私も娘の取り組んだ課題を見ることができ」

 

と言われていますが、実際、チャレンジした結果仕上げることができました。

世間で言われる先取り教育の多くは、正しさが起点です。

正しさから始まっているので、手が止まる、できない瞬間が訪れると、それは不正解、間違いになります。

間違いと言われて、

 

「よっしゃー！」

 

となれる子どもはそうはいません。

起点を正しさにするか、楽しさにするかで、到達地点のレベルと、その時の子どもの表情にかなりの差が出ると思います。

 

生徒も保護者の方も嬉しかったと思いますが、私にとっても思うことが多い機会になりました。

これからも楽しく続けてみてください。

また新しい一面が見られると思います。

 

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新潟大学附属長岡小学校15名受験全員合格（2024年12月18日）

 

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