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2025.05.29 号泣の原因は過信?新しい一歩への躊躇と意外な落とし穴

号泣の原因は過信?新しい一歩への躊躇と意外な落とし穴

教室では、できないことをできるようにする側面が強いので、復習もありますが、新しい課題に手をつけることの方が多いです。

新しい課題に手をつける時、子どもたちの中に多少躊躇する子どももいます。

 

未知への不安。

失敗への恐れ。

 

それらは人間の自然な心理で、

 

不確実性回避

現状維持バイアス

 

と言われています。

ですが、はじめはあんなに嫌がっていたのに、一度乗り越えてしまうと、今度は

 

「こんなの簡単」

 

とすぐに調子に乗った言葉が口から出ます。

そして、そのような時にしばしば起きることが、

 

格下と思っていた相手に負けて号泣

 

です。

今日は、これについての話です。

 

この一連の流れ、現場ではよくあることなので、調べれば出てくるだろうと思っていましたら、やっぱりいくつかの研究結果が出てきました。

はじめは刺激的だった新しい環境や課題に慣れてくると、脳はそれらを習慣化し、無意識に処理するようになります。

これは効率的ではありますが

 

過信バイアス」

 

を生み出す原因にもなるそうです。

また、何回かこちらのブログにも書きました

 

「ダニングクルーガー効果」

 

という現象も起きるそうです。

これは、

 

能力の低い人ほど自分の能力を過大評価し

能力の高い人ほど過小評価しがち

 

という現象です。

経験が浅い段階で、なぜか急に自信が高まる

 

「初心者のバブル」

 

もそのひとつです。

 

「少しできるようになった」

 

と謙虚に話していると思ったら、次の瞬間、急に

 

「自分は凄い!」

 

という過信まで振り切ってしまうこともあります。

この過信は、努力を怠る油断に直結しますし、意外な落とし穴にはまることにもつながります。

 

格下と思っていた相手に負けて号泣する理由には、

 

損失回避

自己評価の脅威

 

この2つが深く関わっています。

人は何かを得る喜びよりも、何かを失う苦しみの方が遥かに大きく感じられると言われています。

たとえ子どもであっても、

 

「自分が格上、相手が格下」

 

と思っていたのに、その相手に負けてしまうことは、

 

「優位性の喪失」

 

という大きな損失として認識されます。

この損失による心の痛みが、激しい感情の爆発、号泣につながります。

 

また、格下と思っていた相手に負けることは、自己肯定感やプライドを直撃します。

自分の能力や価値に対する認識を根底から揺るがす

 

「自己評価の脅威」

 

になります。

子どもであっても、この屈辱感や失望感が、号泣という形で表にあらわれます。

 

もちろん、すべての子どもが同じような道を辿るかと言いますと、それはありません。

ただし、このような心理の道を歩む子どもには、一定のパターンがありそうな気がします。

そのひとつが、

 

親が過剰に褒める

 

です。

近年、

 

「とにかく褒めましょう!」

 

という空気を感じます。

適切なタイミングで適切に褒めるうちはいいのですが、

 

「え?今褒める?」

「そこまで褒める?」

 

という過剰な賞賛が、子どもの自己評価を歪め、過信を生み出しているのではないか、と思われることがあります。

度を越して

 

「あなたなら何でもできる!」

「1番凄い!」

 

といった、根拠に基づかない褒められ方ばかりされると、子どもは自分の能力を客観的に見つめる機会と気持ちを失い、何を見ても

 

「こんなの簡単!」

「私ならすぐできる!」

 

と思うだけでなく、言ってしまうことにつながる場合もあります。

 

ですから、そこでのまさかの挫折、格下からの敗北は、自分で自分を天まで届くほど持ち上げていた分、激しいギャップを感じ、絶望、屈辱を味わいます。

また、これは先日書いた

 

「あきらめない心」

 

が十分に育っていない証拠でもあります。

 

褒めるのは大事です。

褒めること自体に罪はありません。

大事なのは、褒め方です。

 

「長い時間かけてよく仕上げたね」

「あの時、諦めなかったのはえらかったよ」

「毎日頑張ってるから、やっぱりできるようになったね」

 

という言葉は、誰かと比較をしているわけでもないですし、結果だけでなく、途中過程について褒めています。

 

特に、ついネットで

 

「3歳児 トイレ」

「4歳児 言葉」

「5歳児 発達段階」

 

等、

 

「みんなはどうなの?」

「ふつうはどうなの?」

 

と調べたくなる、調べ尽くしたくなる方は、

 

「他の子どもとの比較の物差し」

 

の登場回数がおそらく多めだと思います。

ですから、日常生活の何気ない会話の中にも、同級生との比較、同じクラスの⚪︎⚪︎ちゃんとの比較、よくできる⚪︎⚪︎君との比較がサブリミナル的に含まれている確率が高いです。

 

もし比べたくなったら、子どもの過去との比較をすることです。

 

「前はひとりでできなかったのに、今は自分でできるもんね。すごいよ」

 

これなら、自信は持っても過信まではいきません。

すごろくのサイコロで、毎回6を狙っていると何かが過剰になります。

他の子どもとの比較を含めた過剰な褒めと、それによる過剰な自信は油断を生みます。

そして、その油断が

 

格下と思っていた相手に負ける

もう二度とやらない

 

につながります。

 

子どもの号泣の原因のひとつが、親の過剰な「褒め」であるということは、これからますます増えると思います。

本来、褒めることに罪はありません。

ふつうに褒めれば、ふつうにやる気になります。

もし、

 

「ふつうに褒めれない」

 

というのが親の長年の悩みでしたら、それは親自身が持つ劣等感が原因かもしれません。

 

とはいえ、子どもに適度な自信を持たせるのは難しいです。

 

「褒めると舞い上がり、注意すると落ち込む」

 

の繰り返しです。

どこがちょうどいいバランスか、サラッと言語化できる人もあまりいないでしょう。

 

それでも判断するとすれば、子どもから

 

「またやりたい」

「明日もやりたい」

「次はいつ?」

 

と、未来に対して意欲的な声が聞こえたり、そのような姿勢が見られたりする場合は、良い状態と言っていいと思います。

なにか参考になりましたら幸いです。

 

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