あなたの子どもに「私にもできるかも」と思える環境を。
先日、幼児から小学生の保護者3名の方が参観されている時間帯がありました。
その時、
「大事なのは、誰かが『できました』って言う環境なんですよ」
と話しました。
誰かができた、同じ問題を解いた人がいる環境をつくることは、意識してやっています。
これは人生の中で皆様も何度も経験されていると思いますが「モデリング効果」や「社会的証明」と言われています。
モデリング効果
他者の行動や、その結果を観察することで、観察者が自身の行動を学習したり変化させたりする現象のことです。
誰かが困難な課題を
「できた!」
と達成するのを見ることで、
「私にもできるかもしれない」
という自己効力感が高まり、挑戦する意欲が湧いてきます。
成功者の行動がまるで模範(モデル)のようになるため、モデリング効果と言われています。
社会的証明
人は、自分がどのように行動したらいいか迷った時、まわりの人たちの行動を参考にすることがあります。
特に、不確実な状況においては、
「あの子にできているのなら、私にもできるはず」
という心理がはたらきやすくなります。
反対に、
「誰もできてない」
という状況は、課題が非常に困難であるという社会的証明になりますので、
「無理」
「絶対無理」
という空気がつくられますが、たったひとりであっても、誰かが
「先生、できました」
と言うことで、
「じゃあ、できるんだ!」
という、新たな社会的証明になります。
当教室の保護者の皆様は教育熱心です。
教育熱心ですので、言葉がけに関しては、相当気を遣われていると思います。
その上で、それだけ言葉に気をつけ、子どもが自信を持てるように褒めて持ち上げ盛り上げているのに、
「それでもやる気にならないんです」
という話を何度も何度も聞いてきました。
そこで思いますのは、
「言葉は大事ではあるけれど、子どもにとって言葉は必ずしも解決策にはならない」
ということです。
新年度が始まり、GWが終わり、行事盛り沢山になってきますと、疲れる子どもも中には出てきます。
私に直接打ち明ける方はいませんが、家の玄関や移動中の車の中で
「嫌だ」
「行きたくない」
と言う我が子を見ていると、
「こども園、やめた方がいいってこと?」
「一時的に1、2週間休ませてもらおうかしら?」
「ma・senkaも休会?」
という言葉が脳に現れても不思議ではありません。
ですが。
ですが、ですが。
ma・senkaの保護者の方はやっぱり教育熱心ですので、波瀾万丈の小一時間を過ごした後、ちゃんと園なり教室に来られています。
そして、園や教室が終わった後、饒舌でテンション高い我が子に驚きます。
「ええ?あの朝のバトルは何だったの?」
と、血が繋がっているにも関わらず、子どもの気持ちの変わりようにびっくりします。
これも「モデリング効果」と「社会的証明」で説明できます。
園や教室に行くと、自分と同じ年齢、あるいは自分より年下の子どもたちが普通に遊んで過ごしています。
その姿を見ていると、
「なーんだ。痛くも怖くもないんだ」
とわかります。
さらに、ちょっと手を動かして何かをつくったり、描いたりしていると褒められたりします。
そうなると、泣いていたことも
「絶対幼稚園なんて行かない」
と本気で叫んでいたことも、コロッと忘れます。
この状態に親子の会話だけで持っていくのは、ほぼ不可能だと思っています。
「会話には意味がない」
と早とちりしないでいただきたいのですが、子どもの場合、会話で解決できることもたくさんありますが、
「万能ではない」
ということです。
無理やり園や教室に子どもを連れていくことに対して、かなり心理的に負担に感じる方もいらっしゃると思いますが、現地に行けば、子どもは意外とどうにかその子なりにクリアするものです。
誰かが
「できました」
と言うのは、できたその子の個人的な喜びだけにとどまらず、実は、まわりに勇気と希望を与えています。
自信がない子どもは、できても
「できました」
の声が小さいです。
それは、自分の
「できました」
が、まわりに勇気と希望を与えているという感覚がなく、個人的な敷地内の話で終わっているからです。
ですから、
「できました」
の声が小さい子どもに対して、まだ課題ができていない子どもより心配になることもあります。
今春、公立中学校から理数科に合格した生徒に
「中学の時とちがって、みんな勉強してるでしょ?」
と聞きますと、
「ヤバいです」
と言われました。
「授業が終わると、毎回必ず誰かが先生に質問に行っています」
と言っていました。
「その環境が手に入ってよかったね」
と話したことでしたが、環境は、幼児にとっても高1にとっても重要です。
重要ではありますが、環境の恩恵を受けられるのは、その環境に入った人だけです。
家にいるだけでは、どうしても得られないものがあります。
環境に感謝するということは、人に感謝することでもあります。
同時に、人を信じることでもあります。
「今は泣いているけど、行けばなんとかなるだろう」
というのは、子どもを信じると同時に、行った先の人を信じることでもあります。
一方、
「今泣いてるんだから、そもそも行けないし、行ったって、今日はどうせダメでしょ」
というのは、1時間後の子どもを信じていませんし、行った先の人を信じていないことにもなります。
一見正しそうな判断ですが、
「あなた、無理でしょ?」
を子どもに突きつけることでもあります。
子どもは大人に比べれば、言語能力はまだまだ弱いです。
出力も入力も弱いです。
ですから、親が子どもの心に届けるツールにこだわりを強めに持ってしまうと、届かないまま、子どもが受け取らないまま、子どもが変わらないままで時間だけが過ぎてしまいます。
子どもが変わるのなら、外部の環境も使うことです。
一緒にいてくれる同級生や仲間の力は、言葉の力を一瞬で超えます。
時が経ち、泣かずに園や教室に行けるようになると、まわりの目がガラッと変わります。
その姿を見て、今泣いている子どもの親が
「私にもできるかも」
「この子にもできるかも」
と勇気と希望を持つことになります。
必死で取り組んでいる姿を見つめている人は、全く同じ気持ちの人です。
「私が何とかしないと」
「私が責任持って取り組まないと」
と思うのは正しいですが、思いつめて具合が悪くなるのは全体的にマイナスです。
会社でも、無理なことは外注します。
社員教育してできるようにするよりも、潔く外注した方が早く、質も良いものです。
餅は餅屋です。
皆さんは皆さんにできることを一所懸命、私は私にできることを一所懸命。
それで十分だと思います。
問題、課題を乗り越えるのは、結局のところ子ども本人です。
色々あっても、ちゃんと子どもに乗り越える機会をつくり続けていれば、いずれサラッと乗り越えます。
乗り越える日が来るまで、5回でも10回でもチャレンジすることです。
12回チャレンジしてダメでも、
「Episode 1ダメでした!Episode 2入ります!まだまだ私はあきらめませんよ!乞うご期待!」
と軽く明るく始めれば、まわりも応援しやすくなりますし、親の側も園や教室の先生やお友だちからの
「待ってます」
の声を自然に聞けるようになります。
Episode 40を超えて「男はつらいよ」みたいになるかもしれませんし、登場人物がだんだん情に厚くなったり涙もろくなったりするかもしれませんが、それはそれで成長過程として何か楽しめる要素をキープされるといいと思います。
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