忘れていても母が何とかしてくれるだろうと思っているという危機感の無さ（幼児保護者）

忘れていても

 

「母が何とかしてくれるだろう」

 

と思っているという危機感の無さ、困った経験が少ないから自分事に考えられない娘の姿と、今まで先回りして、あれこれ手出し、口出ししてきた自分自身の弱さに気がつき、暫く気持ちの整理がつきませんでした。

（幼児保護者）

 

先日の教育説明会感想文の一部分です。

今は、子どもにほんの少しでも不快な気持ちがあれば、すぐにその環境から離そうとします。

 

「我慢するのは間違い」

 

「ストレス耐性なんていらない」

 

これが多くの保護者の本音でしょう。

ですから、それを乗り越えた子どもたちがみんなが憧れるものを総取りする時代になってしまいました。

 

こちらの方は、

 

「母が何とかしてくれるだろう」

 

と思っていることに気がつくと同時に、

 

「自分自身の弱さに気がつき」

 

と言われています。

 

この解釈は、なかなか凄いことです。

読まれている皆様にとっては、特に凄いことでもなんでもないかもしれませんが、今の時代、

 

「子どもが困った経験をしたら、困るような経験をさせた相手が悪い」

 

と思う親が多数でしょうから、私には新鮮に思えました。

 

子どもがうまくいっていない理由が自分のせいだと思うのはつらい判断です。

つらいですが、一方で、

 

「教育すれば子どもは変わる」

 

と、教育の力を信じているとも言えます。

 

「子どもが困った経験をしたら、困るような経験をさせた相手が悪い」

 

「子どもが嫌がる経験をしたら、嫌がるような経験をさせた相手が悪い」

 

と判断するのが早い親から感じるのは、教育への不信感です。

 

「頑張って勉強したって、どうせ…」

 

「言われた通りにしたって、どうせ…」

 

という不信感が滲み出ています。

 

本当は、関わる親のアプローチ次第で開花する子どもの才能が、教育を信じているようで信じていない親の本心のせいで、表に出ないまま18歳を迎えます。

 

 

日本は学歴社会です。

学歴だけで、これだけ差がつきます。

就職してから、

 

「私、こんなに頑張ってます」

 

と言ったところで、年収のピークはほぼ学歴に左右されます。

 

日本の景気が良ければ、そして、これから景気が良くなる可能性があれば、どんな職業についても、望む年収が得られるかもしれませんが、今のところそのような気配はありません。

日本の経済力を信じられないなら、学力で突破するぐらいしか他に選択肢がありません。

何か特殊能力があれば別ですが、今までどのマスコミからも取材が来ていないのであれば、学力で道を切り開く選択をした方が賢明ですし、報われやすいです。

 

「子どもが困った経験をしたら、困るような経験をさせた相手が悪い」

 

と思う方もいれば、

 

「子どもがやる気になったら始めようと思います」

 

の方もいます。

 

それではスタートが遅いです。

子どもの気持ちも大事ですが、〆切は決まっています。

〆切が決まっている以上、子どもにその気にさせるのも、親の環境設定力です。

 

はじめは、

 

「子どもに合った学校ないかしら？」

 

と探します。

探していると、どこかで

 

「うちの子が、学校に合うレベルまで上がらないといけないんだ」

 

と気がつきます。

 

反省するのはつらいですが、子どもが変われば気持ち晴れ晴れ、報われるものです。

できるところからやっていきましょう。

 

2023年新潟大学附属長岡小学校に合格しました。

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新潟大学附属長岡小学校受験14名合格（2023年12月6日）

 

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