やる気を待つのは怖い

私は娘に対してできることを考えてあげているようで、どこか偶然を期待したり、勝手に子どもが成長してくれるものと勘違いしていました。

（幼児保護者）

目標がなく、期限もなければ偶然に任せるでいいのでしょうが、目標があり、期限があるならば、親が設定できるところは設定することです。

もうすぐ年度が終わります。

小1は小1で習ったことは完璧でしょうか。

小2は小2で習ったことは完璧でしょうか。

「完璧です」

と言っても、1学年に100名いれば、1位から100位まで序列がつきます。

そして、先行優位が変わらない以上、その序列は、そのまま高校受験に影響します。

影響するのは、長岡ですと人の動きがないからです。

学校は少ない。

県外に出ることもあまりない。

そうしますと、大体みんな考えることは同じです。

結果、いつものメンバーで受けることになりますので、1位は1位、100位は100位に落ち着きます。

逆転はありません。

逆転したければ、力をつけることです。

学校は皆勤賞、塾にも通って、その上で目標に届きそうにないなら、

「この時間は大切」

という時間を勉強に捧げることです。

親子は真剣そのものでも、まわりから見れば

「甘っ」

と思える生活習慣なんていくらでもあります。

子どものやる気を待つのもフライング美談です。

何も結果を出せていない親子が口にする言葉ではありません。

見ず知らずの保護者の方から、

「とても勉強ができるそうですけど、何をされているんですか？」

と急に質問されるぐらいの存在でないと、やる気を待つなんて怖くてふつうはできないはずです。

やる気を待つのが怖くない時点で、受験に不向きな親子でしょうし、待っていい場合は、圧倒的に賢い親子だけでしょう。

子どもの知性に親の知性が影響しない訳がありません。

勉強の優先順位も、親の価値観ひとつです。

子どもができない理由は、親にあります。

「YouTubeを見てばかりです」

と言っても、そもそものきっかけは親にあります。

多少は見てもいいですが、

「うちはそこまで見ていいレベルじゃない」

「子どもが見れば見るほど目標が遠のき、私の学歴コンプレックスが疼く」

というのなら、多少は今の設定に手を加えることです。

今月、18名の保護者の前で話し、10名の方と個人面談があります。

個人面談は、今お願いされましても、空きがあるのは2月です。

皆さん何もしていないように見えるだけで、水面下では

「どうしたらいいんですか？教えてください」

の千本ノックです。

まずは、

「偶然を期待しても、長岡では何も起きない」

が前提です。

これが初期設定です。

ですので、特にまだ勉強に身が入らない中3は長岡市内にたくさんいることでしょう。

生涯年収を決める分岐点でも、特に行動は変わりません。

それは、やるべき時にはやる、ということを親から教わっていないからです。

親の15年にわたる教育の結果です。

親が教育を誰かのせいにしてきた結果です。

引き寄せは完了しました。

親が望む結果が目の前にあります。

ルールは学校側にあります。

そのルールに不服でも、皆さんは選抜される側であるということを忘れないことです。

あなたの子どもに有利な試験はありません。

あなたが、試験に合わせるのです。

2023年新潟大学附属長岡小学校に合格しました。

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新潟大学附属長岡小学校受験14名合格（2023年12月6日）

2023年新潟大学附属幼稚園に合格しました。

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新潟大学附属幼稚園受験2名合格（2023年10月21日）

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