残り時間の確認、現在の立ち位置の把握。

「いつか自然にできるようになりますよね？」

 

に対する答えは、

 

「子どもによります」

 

ですし、

 

「親によります」

 

です。

 

できるようになるまで、何度も自分から取り組む子どももいれば、そうではない子どももいます。

できるようになるまで、何度も機会をつくり、方法を工夫する親もいれば、そうではない親もいます。

 

思うだけでは願いは叶いません。

実行することで願いが叶う確率が上がります。

 

まず、ひとつ結果を出すことです。

できれば満点です。

それも、意識しての満点です。

小1ですと、満点が当たり前です。

小3になると、満点でない答案も混じってきます。

小6になると、満点へのこだわりは消えています。

ただし、取っている子どもは中学生になっても取っています。

そのような子どもが志望校に合格します。

 

子どもが答案を見ても悔しい気持ちが湧かず、親が

 

「今回は難しかったもんね」

 

と同情すると、大学進学はきついです。

 

ここは新潟県です。

それを忘れてはいけません。

ネットを見過ぎて、ここが日本の標準地点と勘違いしないことです。

新潟県民の平均年収は全国44位ですし、専門学校進学率は日本一です。

どう考えても相関関係があります。

 

親が

 

「まだ大丈夫ですよね？」

 

「そこまでやる必要あるんですか？」

 

と言い始めたら、終わりの始まりです。

もう、負の連鎖から逃げられません。

同級生より早めに履歴書を書くことになります。

 

数年前まで

 

「家で勉強する子ども　声かけ」

 

「逆転合格の方法」

 

「集中力　改善」

 

で検索していたのが嘘のように、

 

「履歴書　書き方　高卒」

 

で検索します。

悲しさと惨めさで親指が震えます。

 

「あの時、もっとやっておけば」

 

と後悔の念がたえません

 

子どもは、

 

「もっと私をやる気にしてくれたらよかったのに」

 

「みんな大学行ってるのに、なんで私だけ就職なの？恥ずかしい。もう終わった」

 

と荒れに荒れます。

 

ここは新潟県です。

想像と現実の乖離が著しい土地です。

大きな建物、大きな店舗、大きな学校、大きな幼稚園はありますが、人の声が聞こえません。

今、県内の至るところに遺産が現在進行形でつくられています。

まともな脳でまともな考え方をしないと、想像していた未来を手に入れるのは困難です。

 

つらいのは、

 

「みんなと一緒」

 

が通用しないことです。

 

「みんなと一緒」

 

は、

 

「専門学校、からの就職」

 

です。

 

「専門学校進学率日本一」

 

という大河が、新潟県の高校生の世界の中を流れています。

大学進学、しかも国立を希望、とまでなれば、文字通り流れに逆らう気概がないと叶いません。

大学進学率が約7割あるような地域では考えられない悩みでしょう。

新潟県から大学進学を目指すには、自分の中で何段階かわざわざギアを上げる必要があります。

 

叶えたい目標に定員があり、〆切があるのなら、今すぐ逆算することです。

夢想してニヤニヤしている場合ではありません。

まずは残り時間の確認、次にするのは、現在の立ち位置の把握です。

できない子どもほど

 

「今回はあんまり勉強しなかったんで」

 

とかわし、

 

「本気出したらこの子は天才なんで大丈夫です」

 

と、親もまともなコメントができません。

 

「そりゃ平均年収44位になるよ」

 

と思います。

 

現在地、これから進むルート、到着予定時刻は車のナビの基本ですし、学習も同じです。

 

「こんな成績でも受かった人いるんだって！」

 

と最下位滑り込み戦略を立てるより、まともな計画、まともな行動をしたいものですね。

 

2023年新潟大学附属長岡小学校に合格しました。

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新潟大学附属長岡小学校受験14名合格（2023年12月6日）

 

2023年新潟大学附属幼稚園に合格しました。

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新潟大学附属幼稚園受験2名合格（2023年10月21日）

 

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