なんとかするのは子ども自身です。

昨日、体験がありました。

ありがたいことに9月全週末体験がありました。

このような小さな教室に来ていただきまして、ありがとうございます。

 

昨日、ほかの話題より少し長くお話ししたのが、強みについてです。

 

「うちの子、賢くて賢くて仕方ないでしょ？」

 

という感じで来られる方は滅多にいません。

多いのは、

 

「こんな弱点あるんですけど、なんとかなりますか？」

 

という方です。

 

実際のところ、なんとかするのは子ども自身です。

子どもの内なる力を信じて、その力を育て、発揮できるようにきっかけをつくったり、準備したり、環境を用意したりすることはできますが、結局、子どもが自分で克服するしかありません。

 

応援はできますが、プレーするのは子ども本人です。

 

ですので、

 

「自信を持って、自分で考え行動する」

 

というのは、こんなのありきたりですし、わざわざ言うことでもないですが、あらためて大事だと思います。

 

自信を持てるのは、強みを持っている人です。

 

「弱点を克服させたいです」

 

と言って来られる方の中には、

 

「言いにくいですが、お母さんが強みと思われている部分も、今のところそんなに強くないですよ」

 

ということはあります。

 

自信を考えた時に大事なのは、強みの確定です。

まず、しっかりと強みを磨くことです。

強みを磨いて磨いて輝き始めると、

 

「この弱点さえなければ…。よし、なんとか頑張って克服しよう」

 

という気持ちになります。

 

光が強ければ影は濃くなります。

影が気になって仕方ない、影に腹立つようになったら成功です。

 

特に、ほかの能力に比べて、強みがあまりにも突出している子どもの保護者は、なんとなくの不安を感じ、

 

「はやくバランス取らなきゃ」

 

「はやくみんなと同じことが同じようにできるようになってほしい」

 

と焦ります。

 

ma・senkaには中高生もいます。

受験が控えている以上、弱点から目を背けるわけにはいきません。

ですが、弱点克服に本格的に立ち向かえるのは、強みが確定した生徒です。

 

強みを持つと、自信とプライドが育ちます。

まずいのは、実はまだ上を目指せるのに、そこまで伸ばし切ることなく自信とプライドだけ育てることです。

 

強みは、思いっきり伸ばしきることです。

 

「伸ばしきる」

 

と言っても、時間や集中力の制限があるので、伸ばしきるのは大変なことです。

ですが、それをすることでやっと自信が手に入りますし、ほかのことにも手を出そうという気が子ども自身に出てきます。

 

なんとかするのは子ども自身です。

保護者の方ができるのは、その気になる可能性のある環境を探したり、きっかけをつくったりすることです。

そして、強みを伸ばせる課題に毎週取り組む仕組みを生活の中につくることです。

 

今週も頑張っていきましょう。

 

2022年新潟大学附属長岡小学校、附属幼稚園に合格しました。

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