患者不足になり「開業医は儲かる」という神話は崩壊するそうです。

2022年12月20日発行

「未来の年表　業界大変化　瀬戸際の日本で起きること」

読みました。

表紙を開くと、フルカラーの日本地図があります。

地方を中心に「患者不足」が始まっている

というタイトルがあり、長岡を見ますと外来患者数のピークは既に越えていて、2035年に入院患者数のピークを迎え、その後は減少する未来、ということがわかります。

「AIに仕事を奪われる」

という危機感の話の方が、教育界ではなんとなく受けがいい感じがしますが、それと同時に、人口減少についてもしっかり考えないと、と思いました。

この本、進路指導の即戦力になりますし、小論文を書く機会がある生徒にとっても参考になると思います。

読んでいて特に惹きつけられた項目は

・IT人材80万人不足で銀行トラブル続出　金融業界に起きること

・地方紙・ローカルテレビ局が消える日　小売業界とご当地企業に起きること

・2030年頃には「患者不足」に陥る　医療業界に起きること①

・「開業医は儲かる」という神話の崩壊　医療業界に起きること②

です。

2020年新生児の8.4人に1人は「東京都生まれ」

というのも知らなかったので驚きました。

教室生には

「志望校に合格してほしい」

という思いもありますが、

「社会で活躍してほしい」

という思いの方が強いです。

ですので、進みたい世界が成長するのか衰退するのかということは気になります。

「努力して進学した先にあるのは、ピークを過ぎた業界」

というのはかわいそうです。

それでも好きで進むのなら構いませんが、すでにリスクがわかっているならば、知れるうちに知っておいた方がいいです。

今年もこちらの地図帳を購入しました。

社会（理科も）の土台は家庭にあります。

些細なことでも、子どもの印象に残っていればラッキーです。

中高生は確実に出るとわかっているのですから、確実に覚えてほしいものです。

過去問を見れば一目瞭然、上記の地図帳に載っていることがそのまま出ています。

予想問題集を買うよりも、予想問題集の原液となる情報満載の地図帳を買って手元に置いて勉強した方が効率的です。

予想問題を出してくれて、対策授業をしてくれるところが効率的ではありません。

塾の経営にとって効率的なだけで、あなたの子どもに効率的な学習をもたらすのは地図帳です。

「そんなのめんどうくさい」

と思ったことをやることです。

予想問題を解いたところで、気持ちが休まることはありません。

「ところで、隣の国はどうなってるの？」

「解答に1位は中国って出てるけど、じゃあ2位は？」

と興味関心と不安のハイブリッドな気持ちになってきたら真剣に取り組んでいる証拠です。

真剣でない生徒は予想問題さえろくに解かず、解説を読まず、覚えず、解き直しをしません。

小学生も、せっかく昨年全国小学生統一テストを受けたのであれば、この冬休みに解き直しをすることです。

点数を見て落ち込んで、テストから2ヶ月経った今もまだできるようになっていないなんて、それは親がテストの受け方、利用の仕方を知らなすぎです。

解けない子どもに責任はありません。

親の無知のせいで、今、その状態です。

テストの解き直しをするかしないかは、家庭の文化です。

冬休みに解き直しをした家庭は、11月に受けた直後から冬休みの予定の中に解き直しを組み込んでいます。

テストの解き直しは、中学生でも高校生でも気力、体力を使います。

まして小学生なら、もっとエネルギーを使いますし、冬休みに自分ができないことに直面するなんて、気が乗らなくて当然です。

ですから、前もって計画に入れ、子どもに予告し、準備しておくのです。

遅れていると思えば、遅れを取り戻す行動を取ることです。

先取りできていると思えば、県外はもっと進んでいると思うことです。

今と未来を知ることで、世界が広がります。

知識は世界を広げます。

広がれば、もっと広げたいと思うようになります。

伸びる機会はつくれます。

スマホやタブレットのサイズで見るよりも、大きく重い地図帳は、意外と記憶に残ります。

どうすれば子どもの記憶に残るか。

どうすれば子どもの印象に残るか。

少しでも知的好奇心を刺激したいものです。

2022年新潟大学附属長岡小学校、附属幼稚園に合格しました。

＞＞＞

新潟大学附属長岡小学校受験5名合格（2022年12月）

新潟大学附属幼稚園受験3名合格（2022年10月）

お問い合わせはこちらから

＞＞＞

幼児教室無料体験