あんなに言われても聞かない。こんなに痛い目にあっても変わらない。

意識が変わることをトップダウンで言い聞かせ続けて、2年後に現場の意識と行動が自発的に変わったというケースは8%しかありませんでした。

「AI分析でわかった　トップ5%社員の習慣」（越川慎司）

 

 

意識は、誰かに言われたところで変わりません。

効き目のあるアドバイスも探せばいくらでもありますし、聞けば教えてくれるものです。

ヒントを目にしたり、話を耳で聞いても、実際にやることはそんなに変わりません。

 

「ふーん。8%しか変わらないんですね。でも、うちの子はその8%に入ってるんで大丈夫です。そこは自信があります」

 

と思っていたら要注意です。

自分の子どもは高く見積り、他人の子どもを低く見積もる人は、人を見る水晶体が濁っています。

ある一部分だけ綺麗に見えて、ほかの部分は曇っています。

腕の良いお医者様を探しましょう。

 

うまくいっているように見える人は、言われたことを素直に実行します。

その上で、

 

「こうやってみたんですけど、なんかうまくいきません。どこが悪いんでしょうか」

 

と相談に来られます。

こういう相談は嬉しいです。

 

「やってみたんだな」

「すごいな」

 

と思うからです。

行動した人の話すことは信用できます。

 

「わかりました」

「そうなんですね」

「いいこと聞きました」

 

という言葉より、

 

「やったけどダメでした」

「なかなかうまくいかないものですね」

「私、どこで間違えたんでしょうか」

 

という言葉を使われる人の方が、遥かに信用できます。

 

試しに、たった一回でもやればわかること、気づくことがあるのに、それでもやりません。

 

「ずっと気になってました」

「前からやろうやろうと思っていました」

 

と言いつつ経験しないで結果がでなければ、それは誰のせいでもない、本人の責任です。

 

 

倍率が高かった。

自分の苦手な分野が出た。

いまいちやる気にならなかった。

学校の課題が多かった。

 

 

「で？」

 

全部言い訳です。

同じ学校に通い、同じ授業を同じ時間受け、どうして自分だけまわりから不当な扱いをされているような言葉がサラサラ出てくるんでしょうか。

 

 

「どうして？」

 

 

夢もいいです。

希望もいいです。

熱量もよーく伝わりました。

 

 

それだけ熱く語って、それでも

 

「鉛筆やシャーペンを持つことだけはありえないっすね。シャーペン持ったら負けなんで」

 

と思っていたら、それはもう、学業には向きません。

 

結局、やらないんですから。

結局、逃げてるだけですから。

 

 

言葉でなんとかなると思わないこと。

言葉でなんとかしようと思わないこと。

 

意識の変化、やる気を待っていると、

 

「あんなに言われているのに、まだ聞かないだ」

「こんなに痛い目にあっても、まだ変わらないんだ」

 

と評価されます。

富を生む才能に恵まれていれば、どう評価されようが生きていけます。

そうでなければ、

 

「もうそろそろ聞くか」

「いい加減、言われた通りにやってみるか」

 

と思って、行動を変えることです。

納得なんてしなくていいです。

気分も悪くてもいいです。

とりあえず言われた通りにやってみれば、気づきと結果が得られます。

 

今年は新潟大学附属幼稚園に2名、新潟大学附属長岡小学校に8名合格しました。